THE VASE

Valuable works like no other.

   STORY : 動と静の美・求めたサイズ

このかたちに、この素材しかなかった。

迷いの果てにたどり着いた、確信のかたち。
これ以上でも、これ以下でもない。

動と静の美

THE VASEのかたちは、極限までそぎ落としたシンプルな造形。
しかしその「シンプルさ」は、容易な選択の結果ではありません。2009年の立ち上げ以来、私は“普遍”というテーマを体現するため、数えきれないほどの試作を重ねてきました。
その過程では、鉄、木、プラスチック、様々な素材を試しました。機能性、美しさ、コンセプト。それぞれが理想に近づこうとしながらも、何かが決定的に足りない——そんな繰り返しの中で、最終的にたどり着いたのがガラスという素材でした。
ガラスが持つ、透過する光の透明な強さと、それに真逆ともいえるコンクリートの静かな質感。
この相反するふたつがぶつかるのではなく、むしろ互いを際立たせることを知ったとき、「これしかない」と覚悟が決まりました。
特に、ガラスとコンクリートの接合点から生まれる反射と屈折の光は、他のどの素材でも再現することができませんでした。
その瞬間に宿る美しさは、この組み合わせ、このデザインだからこそ表現できたものです。



アートとしての力強さと、暮らしの中での優しさ。

ライフスタイル
機能と美の均衡を追求した、日常に寄り添う作品。 

求めたサイズ

THE VASEは、高さ:約250mm〜300mm、幅:100mm〜120mmの円柱形状を基本とした作品です。
このサイズは、アートピースとしての存在感をしっかりと保ちつつ、フラワーベースとしても日常的に使いやすい絶妙なバランスを追求して設計されています。
特に意識したのは、女性でも無理なく日常に取り入れられるサイズ感と重さ。
さらに、コンクリートベースとガラストップは分離可能な構造となっており、毎日でも手軽に扱える設計を徹底しています。飾る、整える、活ける、そのすべての動作が自然に行えるよう、素材の質感や重心にまで配慮したデザインです。
なお、これらのサイズはあくまでも基本的な目安であり、実際の作品は一点一点、コンクリートベースの形状やトップのガラスのデザインがすべて異なる、完全なオリジナルです。
それぞれの作品が持つ個性こそが、THE VASEの真髄といえるでしょう。

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    例えるならワインのように成熟していきます。